螺旋の話について思うこと

ちょっと前に書いていたオフ会(?)に行ってきたよーの話は
legnumさん(id:legnum)と花見川さん(id:ch1248)とお会いして飲んでたわけなんだが
その時にlegnumさんが言っていた螺旋の話について
エントリが上がっているようなので反応。
 
らせん・ループ(CROOK)
 
私が螺旋の話を聞いた時に「あぁ、なるほど。自分もそういうことあるな」と頷いたのは
「考え方はループする」*1という部分ではなくて、螺旋を少しずつ上って行く時に*2
描く円の同じ部分(で、高さが違うところ)で「同じ問題に再度疑問を持つ」という部分。
 
legnumさんが書いた内容を繰り返すようだが

以前と同じ結論に至ったとしてもそこには以前と違った何らかのエッセンスが付加されている事が多い。

螺旋を上る時に見てきたいろいろなものが作用するから考え方が変わるわけだが
過去の考え方に戻ること…ループするというのは有り得ない。
場合によっては過去に出した答えと同じ結果に行き着くこともあると思うが
そこに至る理由付けが変わっている筈なので、"全く同じ答え"にはならない。
 
螺旋の中で階層毎に出す答えが変化していくのは、簡単な言葉にしてしまえば
その螺旋を歩む過程で得た経験による"成長"だと思う。
 
成長による変化が大切なものであることを頭片隅に置き
私が意識するのは、最初に書いた「同じ問題に再度疑問を持つ」という部分。
 
その時にどんなに悩み考えだした答えでも
いつの時代になっても誰から見ても納得の出来る答えなんていうのは
出るはずがないと思う。*3
 
だから一度結論が出たら「もう終わり」じゃなくて、
それをまた改めて考えられる人でありたい。
 
大きな円を描く螺旋の道の途中で「これは…いつか昔、考えたことがあるけれど…」と
かつて拾った疑問に気づき、もう一度拾い上げて考えられることは
私が目指す「考えることをやめない人であり続ける」ことだから。
 

*1:このループという言い方が適切でないことはlegnumさんも書いているけど

*2:年齢を重ねていくという意味で読んで下さい。

*3:「いゃ俺は(私は)出せるよ」という人がいたらごめんなさい。私は貴方のような神みたいな人には会った事もないし、なれそうにもないんでそう思ってるんだわ。